平均とは
何かのデータを説明する際に、「平均」を使って説明されることが多くあります。
平均得点とか平均失点、平均入場者数など、聞いたこと多いですよね?
平均は、全ての合計をその件数で割ったものを言います。
平均入場者数であれば、入場者数の合計を試合数で割ります。
ところで、なぜ数字を語る上で平均値が出てくるかというと、その数字の集合体を表すのに便利だからです。
統計の世界では、「代表値」と言います。
例えば、2019年のジェフの入場者数を、2節は12,441人、3節は8,203人…と、並べられても特徴を理解することはできません。
でも、2019年の平均入場者数は9,701と言われるとイメージが付くと思います。
1試合ごとでなく、1年単位などにまとめる場合にイメージがしやすくなりますね。
また、入場者数の合計だとJ1・J2・J3のカテゴリによって試合数が違うので単純に比べられませんが、平均を使えば、平等に比べることができます。
入場者合計は右肩上がり
とは言っても、先ずは全体の数字を知ることが大事なので、入場者数合計を見てみましょう。
グラフを見て分かる通り、2019年まではJリーグの入場者数は順調に増加傾向にありました。
しかし、2020年は、コロナの影響を受けて大きく落ち込むことになります。
恐らく2021年もコロナの影響を受けることになるでしょう。
コロナの自粛でいったん離れた観客を2022年に果たして戻すことが出来るかどうかが、入場者回復のカギになりそうです。
他のスポーツやエンターテイメントとの奪い合い
これまでスタジアムでサッカーを見ていたので、他のスポーツを見ることは、あまりありませんでした。
しかし、ステイホームの時間が長くなり、DAZNでBリーグを見るようになりました。
バスケットはサッカーと違う面白さがあります。
船橋をホームとする千葉ジェッツにはジェフにはない勝負強さがあり、少しずつ見る機会が増えました。
アリーナにも行きましたが、バスケットボールの生観戦の迫力もすごかったです。
各クラブは、今からAfterコロナを意識しないと、気づいたら他に観客を奪われるということも起こりそうです。
平均入場者数は2014年から横ばい
では、次に平均入場者数を見てみましょう。
2014年に平均入場者数が大きく落ち込んでいます。
これはJ3が発足した為、全体の数字を押し下げることになりました。
その後の平均入場者数は、ほぼ横ばいが続いている状況です。
入場者数の合計が増えれば、平均入場者数も増えるはずです。
ところが、実際は横ばいが続いています。これは、どうしてでしょうか?
この理由については、次回、お話ししたいと思います。
入場者数の平均値のまとめ
本日のまとめです。
ポイント
- 入場者数合計は増加傾向だが、平均入場者数は横ばい
- Afterコロナを見据えた対応は、今から始める
- 2020年のコロナの影響を2022年以降、再び上昇トレンドに戻せるか?