2010年~2020年の最多入場者数ランキングを調べてみました。
J1・J2・J3それぞれの結果をランキング形式で5位まで発表します。
最多入場者数ランキング(J1)
先ずは、J1の入場者数ランキングです。
1位と2位は、マリノスのホームゲームでした。
どちらも、マリノスのリーグ優勝が懸かる試合でした。
同じく、4位と5位は、レッズの優勝が懸かる試合です。
さすが、J1の試合、集める入場者数がすごいです。
リーグ終盤の優勝が関係する試合は、入場者数を集めやすいですね。
唯一、3位の「浦和 - 鹿島」戦だけが、GW期間中の好カードでランクインしました。
1位と2位をマリノスでしたが、以降29位までがレッズが関連する試合でした。
30位にようやく2016年の神奈川ダービー「川崎 - 横浜FM」が登場します。
レッズの動員数のすごさが分かる結果です。
50位までに広げると、実に42試合がレッズ関連の試合でした。
ホームもアウェイも関係なくすごい。
さすがレッズ。
最多入場者数ランキング(J2)
続いて、J2の入場者数ランキングです。
1位は、昇格のかかる試合でした。
徳島と昇格争いをしていた札幌のホーム最終戦で、札幌が勝利しJ1昇格を果たしています。
2位と3位は、距離の近いチーム同士の戦いです。
2位がGW期間中の名古屋と京都の試合、3位は、東京ダービーでした
4 位も同じく、札幌が引き分け以上でJ2優勝が決まる試合でした。
5位は、お盆期間中の動員力のある2チームの一戦がランクインしています。
トップ30でみても、ほぼJ1経験チームが並びます。
その中で、唯一の例外が2011年7月17日の「熊本- 富山」でした。
入場者数は、25,005人です。
この日は、「熊本県民サンクスマッチ」ということで、イベントもたくさんあったようですが、それにしても25,000人越えは凄いです。
3連休の真ん中の試合だったので、カターレサポーターも行きやすかったかもしれないですね。
この試合が、ロアッソにとっては最多入場の試合となっています。
ロアッソの歴代2位が、アビスパとの九州ダービーの16,098人ですから、イベントでここまで集客したのは凄いです。
クラブスタッフの方々の頑張りですね。
チームのポテンシャルとして、2万人以上集めることが出来ることを証明しました。
最多入場者数ランキング(J3)
続いて、J3の入場者数ランキングです。
1位は、ロアッソとガンバU23の試合でした。
こちらは、イベントでEXILEの NESMITHが来場、オリジナルTシャツの配布などイベントがありました。
その影響が大きかったでしょうか?
ロアッソにとっては、歴代3位の記録となります。
2位~4位は、北九州の記録となります。
2位は、J3に降格しての開幕戦ということで、注目を集めたと思われます。
3位と4位は、北九州が実施しているイベントの影響と思われます。
北九州は、毎年「サマーフェスティバル ミクスタ満員大作戦」と題して、来場者全員にオリジナルユニフォームをプレゼントするイベントがあるようです。
2020年はコロナの影響がなければジェフは、ちょうど、8月に試合を予定しており、サマーフェスティバルに当たるのではとの噂もありました。
ミクスタは、絶対行くと決めていたので、楽しみにしていたのですが残念でした…
そして、5位の「相模原 - 鹿児島」の一戦は、GK川口の現役ラストゲームということで多かったようです。
J3には、優勝・昇格争いに関する動員はなく、全てイベント関連での集客に成功した試合が上位を占めています。
最多入場者数ランキングのまとめ
J1・J2・J3で5位までの試合のうち、優勝や昇格の絡む試合の割合を見ると
- J1は4試合が優勝に関する試合
- J2は2試合が優勝・昇格に関する試合
- J3は、優勝・昇格の関連する試合は0
となっています。
カテゴリによって、来場者の求めていることが違うのかもしれません。
今回は、単純に入場者数の多い試合を比較してみました。
カテゴリによって、動員の理由が少しづつ違うのが読み取れたかと思います。
J1,J2は、
サポーターも多いので、優勝争いなどで注目を集めることで、1試合にたくさんのサポーターを集めることによって最多入場者数が作られている。
一方、J3になると
サポーターだけでは数が少ないので、イベントをすることで普段サッカーを見ない層に働きかけて最多入場者が作らている。
この辺りは、チームが成長する上でのステップとして、手掛かりになるような気がします。
今回は、単純に数として多い試合を取り上げてみました。
次回は、これまでの対戦カードの合計を平均して、人気のあるカードを考えてみたいと思います。