最多入場者数ランキングでは、優勝争いであったり、イベントの影響で特定の試合に限り、多くの集客を集めることが分かりました。
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Jリーグ 最多入場者数ランキング(J1・J2・J3)
2010年~2020年の最多入場者数ランキングを調べてみました。 J1・J2・J3それぞれの結果をランキング形式で5位まで発表します。 最多入場者数ランキング(J1) 先ずは、J1の入場者数ランキング ...
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対戦相手ごとの平均入場者数ではランキングは変わるでしょうか?
J1・J2・J3の最多入場者数ではなく、平均入場者数ランキングの発表です。
平均入場者数ランキング(J1)
先ずは、J1のランキングです。
1位から5位までレッズが独占する結果となりました。
埼玉スタジアムの収容人数の高さに加えて、チームの動員の力強さもあり、他チームの追随を許さない結果です。
10位までに広げても、実に9件がレッズのホームゲームとなりました。
レッズ以外では、セレッソのホームゲームでガンバとの大阪ダービーが唯一8位にランクインしました。(平均入場者:37,464人)
ホームでの集客に関しては、上位をレッズが独占する結果となりました。
それでは、ホームに加えてアウェイも含めた、ホーム&アウェイの入場者数で見るとどうなるでしょうか?
ホームの集客に加えて、
アウェイにサポーターがどれだけ駆けつけるか?
普段はサッカーを見ない層が、その対戦カードにどれだけ来場するか?
といった所が関係します。
例えば、
イニエスタ見たさに普段はJリーグを見ない層が、近くの試合を見に行く。
ガンバがJ2に降格した際に、遠藤見に行く。
などです。
ガンバについては、J2に降格した際に、対戦チームのホームゲームが軒並みチーム最多入場数を記録することになりました。
それでは、対戦カード別でランキングを見てみます。
※対戦カードは、北に位置するチームが左になります。
その為、2位の試合だけ「鹿島 - 浦和」になっています。
ホーム・アウェイ関係なくレッズの独壇場でした。
ホームゲーム単独でみた場合には、埼玉ダービーが3位に入っていました。
しかし、ホーム&アウェイで見ると11位に落ちています。
これは、動員力(試合の魅力)の問題だけではなく、NACK5の収容人数も影響していると思われます。
入場者数の数だけで数えると、収容人数の少ないスタジアムは厳しいですね。
この辺りは、収容率でのランキングで見ていきたいと思います。
(今後調査予定です)
平均入場者数ランキング(J2)
続いて、J2のランキングです。
J2は、対戦数が少ないと、優勝争いやイベントの影響を強く受けます。
その為、3試合以上の対戦があった試合に限定してランキングにしました。
札幌が2試合、大分が1試合、松本が2試合という結果になりました。
松本は人気のあるチームですが、アルウィンは収容人数2万人のスタジアムです。
大きいスタジアムではないですが、4位と5位にランクインしました。
アルウィンは千葉からも毎回多くのサポーターが押しかけますが、横浜FCの方が平均入場者では多い結果となりました。
それから、このランキングにフクアリが入っていないのは寂しい所です。
札幌 - 山形戦が1位なのは不思議な感じがしませんか?
調べてみると、3試合の内、
◆ ホーム開幕戦(2014/3/9):16,064人
◆ お盆休み(2016/8/14):20,225人
というのも大きかったのかもしれません。
J1の上位は、試合数も多いのでイメージしやすいですが、J2の上位は、J1昇格・J2降格が絡むチームが入りやすいので、全体像をつかむのが少し難しいです。
ホーム&アウェイの入場者数で見ると、このようになります。
※同じく対象試合を3試合以上としています。
1位は、山形 - 新潟でした。ちょっと意外でした。
調べてみたら、天地人ダービーって言うんですね。知りませんでした。
2位と3位は、J1経験のある札幌・セレッソ・ジュビロでした。
J1経験チームは、全体的にサポーターが多いですね。
そして、4位にようやくジェフが登場。千葉ダービーは、盛り上がりますからね。納得です。
早くリーグ戦で対戦したいですね…
5位が、京都とセレッソでした。ここも、比較的近いアウェイかつ、人気のあるチーム同士ですから、安定して1万人以上が見込めるカードとなっています。
ホームだけのランキングでは2試合入った松本山雅がランクインしませんでした。
松本のサポーターはアウェイにたくさん来るイメージがありますが、少し意外です。
松本は、8位の千葉-松本 13,258人が最高順位となりました
場所的に、少し行きづらいということでしょうか?
私はアルウィンの雰囲気が好きなので、2020年を除いて毎年必ず行ってます。
J2の傾向としては、動員力のある札幌とダービーなど距離の近い対戦チームがランキングとして入りました。
平均入場者数も15,000人程度が最多となりました。
J1の半分弱の入場者数となっています。
平均入場者数ランキング(J3)
続いてJ3のランキングです。
こちらは、北九州が4つを占めることになりました。
J1同様、1つの人気のあるチームが上位を占める傾向です。
対象試合を対戦数が3試合以上としましたが、これが問題かと思いました。
(北九州がJ3で、ホームの試合を3試合以上戦っていないため)
4試合以上を対象としたランキングも作ってみましたが、そうすると、今度は長野が上位を独占する結果になりました。
ホーム&アウェイの入場者数で見ると、このようになります。
※同じく対象試合を3試合以上としています。
1位は、栃木-長野になりました。
J3の中で、力のある2チームが白熱しやすいという事でしょうか?
この対戦は、4試合とも安定した動員が出来ています。
長野は、5位にもランクインしています。
最小入場者数を見ると、毎回、多くの来場ではないことが分かります。
平均入場者数のランキングで見ると上手に集客出来た試合を含んだ対戦が、上位に来る結果となりました。
平均入場者数ランキングのまとめ
平均入場者数いかがでしたか?
みなさんの想像した順位と同じでしたか?それとも違いましたか?
同じランキングでも、最多入場者数より平均入場者数の方が、リーグの特徴を正確に表しているかなと思います。
クラブの「人」も「お金」も有限ですから、どこに力を入れるのかは、クラブの置かれる立場によって異なります。
◆ 多くの入場者数が見込めない対戦は、底上げの対策
じっくり考える必要があるテーマだと改めて思いました。
次は、天気によって入場者数は変わるのか?
天候別入場者ランキングを検証します。