簿記

【2021年改正対応】簿記3級の合格に必要な勉強時間を解説 

本記事では、簿記3級の合格に必要な勉強時間について解説していきます。
2021年度の改定を踏まえて、簿記3級を取得する為に必要な時間を解説していきますよ!

認識資格ランキングで上位にランクインすることの多い簿記ですが、試験の内容が難しいのか簡単なのか分かりづらいですよね。

漢字検定や英語検定なら試験の内容を想像しやすいですが、簿記は文字から試験の内容をイメージするのが難しい資格です

簿記は人気の資格だと聞くし、チャレンジしてみようと思っても最初に疑問に思うのは次のようなことだと思います。

簿記のことを全く知らない状態から勉強を始めて、勉強時間はどのぐらい必要なの?

簿記は電卓がいるって言うけど、数学が苦手でも大丈夫?

本記事は、社会人になって簿記3級の学習を始めたいけれど試験内容が良く分からないという方に向けて、記事を書いています。

結論からお伝えします。

簿記3級取得に必要な勉強時間

簿記3級の取得に必要な勉強時間は、約100時間です。合格までの学習期間は、約3ヵ月です。

簿記3級の勉強に数学が不得意でも問題ありません。

簿記とは、会社が決算書を作る為の手順を理解することを目的とした試験です。
覚えるよりも、決算の手続きを何度も繰り返して、慣れることが重要な試験です。

反復練習を繰り返すことで、誰でも無理なく合格することが出来ますよ。

私は社会人になって1年目で簿記3級と2級を取得しました。
私の実体験も含めて、解説していきます。

簿記3級合格に必要な勉強時間

簿記3級の取得に必要な勉強時間は、約100時間です。
勉強の期間は3ヵ月で100時間を達成することが理想です。

100時間を3ヵ月で行う計画を立てましょう。

簿記に必要な知識を習得する期間が2ヵ月、実際に問題を解く期間が1ヵ月の合計3ヵ月で100時間の学習で合格を目指しましょう。

簿記は手順を繰り返して覚える試験なので、長く学習するよりも短期で集中して勉強することが合格への近道です。

必要な知識を参考書などから得るインプットだけでは、試験で得点することが出来ません。

インプットで得た知識を元にして、実際に自分の頭で考え、手を動かすアウトプットをして試験で得点を得る為の力が身に付きます。

簿記3級は独学でも合格可能ですが、確実に合格したい方は専門学校や通信教育を使うと良いですよ。

私は、大原専門学校に通って、60時間でインプットをし、30時間のアプトプットをして合格しました。

その後、続けて簿記2級の勉強も継続して、半年で簿記3級と2級の取得に成功しました。

最短ルートで簿記3級、2級を取得したいのであれば、専門学校使う方法をおすすめします。
大原専門学校は、かなりおすすめです。

こちらから資料請求も出来るので、興味ある方はチェックしてみて下さい。

大原簿記3級の紹介

2021年版 試験改正による追加情報

2021年から試験内容は大きく変わっていませんが、試験時間が120分から60分に短縮されています。

また、試験問題の持ち帰りが出来なくなりました。

試験内容が大きく変わっていないので、過去問も十分に利用出来ますが、試験時間が変わっている点は気を付けないといけません。

試験対策として2021年の改正に対応した予想問題で時間配分にも慣れておく必要がありそうです。

簿記3級の内容

試験の内容

2021年から、試験内容は大きく変わりませんが、試験の方式が改正されました。
大きな変化は次の2つです。

◆ 試験時間が120分から60分に変更

試験時間が短くなったことに伴い、出題数が減っています。
出題数が減っているので、間違えた時の得点のインパクトが大きくなっています。

これまで以上にケアレスミスには注意する必要があります。

◆ ネット試験の対応

紙での試験に加えて、ネットで受験できるようになりました。
試験内容は、どちらの方法で受けても変わりません。

ネット試験の場合は、問題と解答は画面に表示されますが、計算は紙で行います。

画面に回答を入力することに慣れていないのと、リズムが狂う可能性があるので注意が必要です。

合格率

試験が改正されて、最初の2021年6月の試験の合格率は、28.9%でした。

受験生の方も手探りという事もあり、少し低くなっていますが、過去を見ると約50%程度が合格率です。

2021年6月の試験の合格率が低いのもコロナの影響もあって、試験を辞退した人も結構いたのではないかなと思います。

その影響もあって、少し低い合格率になっていることも推測されます

前提となる知識

簿記の試験と聞くと、数学や業務の知識が必要な試験に感じるかもしれませんが、予備知識は不要です。

電卓を使って計算するのも、+-×÷の基本的なものです。
簿記の学習から初めてOKです。

簿記3級から始めた方が良いか?

簿記2級を目標にしている人の場合、簿記3級を飛ばして簿記2級の勉強から始めて良いかと疑問に思う人もいると思います。

最初から簿記2級の試験を受けることも可能ですが、簿記3級から始めた方が良いです。
簿記3級でしっかり簿記の考え方を学習して、簿記2級に入った方が理解しやすい為です。

簿記のルール・手順に慣れる時間を簿記3級の学習の中で作った方が、理解は深まります。

既に、経理の仕事をしているとか、会計に関連する知識を持っているということであれば、簿記2級から始めても大丈夫です。

また、受験した試験の難易度によっては、1回で簿記3級に合格できないこともあります。
そういった場合、次の試験までに間隔が空いてしまうので、簿記2級の学習を始めてみるのは問題ないですよ。

合格に必要なテキスト

試験改正前は、簿記3級に合格する為には、内容を理解するテキストと過去問があれば十分でした。

既に出版されている過去問も内容の理解には役立ちますが、試験時間に慣れることが出来ません。

予想問題集も併用して学習するようにしましょう。
私のおすすめのテキストを紹介します。

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簿記は、社会人にとって取得して損のない資格です。
是非、挑戦してみて下さいね。

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