技術やAIの進化で翻訳アプリがこの先進化したとしてもビジネスの世界では、英語を話すことが重要な理由を紹介していきます。
外資系企業で働く実体験をもとに、ビジネスの現場のリアルを交えて紹介していきますよ!
最近の翻訳アプリの進化は凄くて、英語の翻訳の制度が素晴らしいアプリが次々と出ています。
翻訳アプリを使えば通訳もしてくれるし、文章の和訳・英訳も簡単に行えます。
無料で使えるものも多いですよね。
こんなに技術の進化がすごいと、これからはアプリを使えばビジネスで英語は必要なくなるのでは?と考えてしまう人も多いと思います。
自分で英語を話したい思っている人も、英語の勉強をするべきか迷ってしまいますよね。
結論からお伝えします。
オンライン英会話の必要性
技術の進化が進んでいるとしても、これから先も英語の必要性は変わりません。安心して英語の勉強を始めて下さい。
グローバルでのビジネスが当たり前になってきて、多くの企業は、英語が必要だと感じています。
実際に調査をしてみても、企業は、営業部門・技術部門の社員を問わず、600点近い点数を社員に期待しています。
(参照元)IIBC「英語活用実態調査2019」より
繰り返しになりますが、今後もビジネスの現場で英語の必要性は変わりません。
それは、英語をどれだけ技術の進歩で精度高く翻訳することが出来ても、翻訳された言葉からは相手の気持ちを理解する必要があるからです。
AIなどの技術で翻訳は出来ても、相手の気持ちまでを理解して翻訳できるようになるのは、まだまだ先の話だからです。
最近の翻訳アプリの進化は素晴らしい。
でも、ビジネスで英語が必要とされるのは、今も変わらないんだ。
私は、数年前に英語が不要な日系企業から転職をして外資系企業で働いています。
外資系企業の職場で感じる英語のリアルの必要性について紹介していきますね。
日常英会話とビジネス英会話の違い
海外旅行に行った時や訪日外国人の方との日常英会話と、会議や商談などでの利用するビジネス英会話も、どちらも英語を使うという点では変わりません。
海外旅行に行った時や外国人に道を尋ねられた時に、英語を話せなくても翻訳アプリを利用することでコミュニケーションを取ることは可能です。
しかし、ビジネス英会話には、旅行で使う日常英会話とは大きな異なる特徴があります。
【ビジネスでのコミュニケーションの特徴】
◆ 契約などの縛りにより一般に情報を公開できない内容について議論する
◆ 限られた時間の中で業務をして、成果が出すことが求められる
◆ 仕事は、人間同士の信頼関係を築いた上に成り立っている
この特徴が、AIが進化しても変わらず英語の必要性を求められる理由と関係があります。
順番にその理由を見ていきましょう。
ビジネスで英語の必要性が変わらない3つの理由
翻訳ツールでは訳すことが出来ない情報がある
インターネット上などに一般公開されている英語の資料の内容を知る為に、翻訳アプリを活用することは可能です。
Google翻訳を使えば、Wordなどの資料をアップロードすることで、丸ごと翻訳してくれるなど、便利な機能もあります多くなっていますよね。
こういった便利な機能を使えば、ビジネスの場面でも英語が分からなくても困らないのでは?と思うかもしれません。
でも、ビジネスの場合には、こういった翻訳アプリが使えない場面がたくさんあります。
日常英会話と違ってビジネスでは、一般的に公開されていない機密情報を取り扱う事が多いからです。
ビジネスには、顧客となる企業情報や個人情報など、情報の取扱いに気を付けなくてはいけない情報が数多くあります。
翻訳アプリは、英語の情報をアプリに送信して翻訳を実行します。
そうすると翻訳前と翻訳後の機密情報が、アプリ側に残ってしまうことになります。
つまり、非公開の情報を無条件にアプリ側に渡していることになるのです。
これは、顧客の情報や社内の技術情報など、情報を漏洩することに繋がります。
もちろん非公開で翻訳するサービスも展開されていますが、基本は文字数で課金する仕組みが多い為、現実的ではありません。
その為、英語で書かれた文章を理解する能力が求められることは、以前と全く変わらないことが予想されます。
大事な資料の翻訳の時に、アプリにエラーがあって間違った訳がされてしまっては大変なことになりますよね。
アプリを完全に信頼してビジネスの場面で使えるようになるのは、まだまだ数十年は必要になりそうです。
会議のテンポが悪くなる
無限に仕事をする時間があれば良いですが、会議など限られた時間の中で参加者の合意など目的を達成しなくてはいけません。
しかし、通訳アプリを介して会議を実施すると「話す」⇒「訳す」の繰り返しが必要となり、打ち合わせのテンポがとても悪くなります。
議論が白熱してくるとテンポの悪さが、会議の質を下げる事にも繋がりかねません。
同じ内容を日本語と英語、2回繰り返す必要がある為、必要な時間が2倍になってしまいますね。
また、英訳・和訳が終わるまで待たなくてはいけませんから、他の参加者が発言することも出来ません。
私も通訳者を入れて会議をした経験あります
その時は、議論のテンポが悪くて、参加者は通訳を見ながら話をするので、討論をしているように感じました。
テレビでも同時通訳をする記者会見があったりしますが、一方的に何かを説明する場合には、通訳アプリも有効です。
しかし、議論をする場合には会話のテンポ、会議の効率性を考えると通訳アプリは不向きです。
限定された時間の中で、結果を求められるビジネスでは、通訳アプリだけで完結出来る時代は、まだまだ先だと感じています。
相手の発言の真意を理解する必要がある
言語に関係なくコミュニケーションを取るということは、相手が言いたい事や感じていることを理解することです。
これは、日本語でも英語でも同じです。
そして、文章そのものに加えて、言葉の強さや話すスピードに感情が乗ります。
人は無意識にそれを理解しますが、通訳アプリで発言者の感情まで考慮して訳をすることは難しいです。
嬉しい・怒っているなど、感情が伝わらなければ、意志疎通が出来ているとは言えないのです。
これは、日本語でもそうですよね。
「なぜそうしたの!」早く語気が強い口調 ⇒ 否定的な意味合いと感じる
「なぜそうしたの?」冷静にゆっくりした口調 ⇒ 単に行動の理由が知りたい
前後の流れであったり、強く発音する単語・速さでも相手の感情が乗ります。
英語を勉強していく過程で、英文を読んだり、英会話でトレーナーと話をしていく中で日本とは違う文化を知ることも重要です。
日常英会話の中であれば翻訳アプリを使って誤訳があっても多少は許されますが、ビジネスでは、上手くいかないこともあるのです。
どんな仕事でも、最終的には人と人とのつながりです。
重要なシーンになればなるほど、翻訳ツールではなく、自分のパーソナリティを表現する為に自分の言葉で話すこと、またダイレクトに相手を理解することの重要性が増すと思います。
結局、ビジネスの現場で英語は必要
ビジネスのコミュニケーションには、日常英会話とは異なる特徴があります。
ビジネスの場面では、間違いなく今も英語が必要です。
英語を勉強する意味がなくなることはありません。
技術の発展で英語が今後、不要になるのではないか?と考えている人は、そんな時代は、まだまだやってこないので安心して勉強してください。
むしろ、リモートでの打ち合わせが当たり前になってきている今、企業のグローバル化が加速すると思います。英語のニーズは高まっていく可能性が高いです。
外資系企業に転職を考える場合は、英語は必須になります。
社内文書も、英語で書かれたものが多くなりますね。
今後の自分の将来の選択肢を広げる為にも、英語を勉強した方が良いです。
スタートに遅いはないです。「勉強しよう」そう思った時が最適なタイミングです。
今すぐ、行動してみましょう。
コミュニケーションスキルを伸ばす方法として、オンライン英会話の活用があります。
ビジネスで英語を使う為のトレーニングとして、おすすめの英会話はこちらの記事にまとめています。参考にしてください。
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